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もんじゅの運転再開について

2010年5月6日
電気事業連合会
会長 森 詳介

 本日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」が、国および福井県・敦賀市の皆さまのご理解をいただき運転再開したことは、原子燃料サイクル確立に向けた前進であり、非常に喜ばしい。

 

 エネルギー資源に乏しいわが国において、長期的なエネルギーの安定供給には原子燃料サイクル確立が必要不可欠である。

 「もんじゅ」は、原子力政策大綱において、高速増殖炉サイクル技術研究開発の中核と位置づけられている重要な施設であり、研究開発成果に対する海外からの期待も大きいと認識している。

 

 日本原子力研究開発機構には、今後とも、安全確保を最優先に透明性を十分に確保したうえで運転実績を積み重ね、「発電プラントとしての信頼性の実証とナトリウム取り扱い技術の確立」という所期の成果を得られるよう期待している。

 

 私ども電力業界は、引き続き必要な協力を行うとともに、原子燃料サイクルの確立に向けて安全を最優先に業界を挙げて取り組んでまいる所存である。

以上

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