海外電力関連 トピックス情報

ドイツで原発停止以降に瞬時電圧低下件数が急増

2012年6月15日

ドイツの産業自家発連合(VIK)は6月4日、2009年~2011年までの産業分野の需要家を対象とした電力供給の品質調査結果を公表した。それによると、過去3年間で電力の供給支障件数が30%増加しており、年間の停電に対する1秒以下の瞬時電圧低下等の割合は2009年の調査時の59%に比べて、2011年では72%に増加した。また、将来は電力品質がさらに低下するのではと懸念を示しているVIKメンバー企業の割合は前回調査時には19%であったが、今回は40%に増えている。さらに、2011年1、2月に比べて、原子力発電所が8基閉鎖された3月以降の月間瞬時電圧低下件数はそれ以前の5倍になっているという。VIKは、監督官庁である連邦系統規制庁が毎年公表する需要家1軒当たりの停電時間には3分以下の停電は含まれないことに対し、電圧変動に非常に敏感な技術システムを持つ多くの企業にとって、電力品質の低下は重大な問題であると対応を促している。VIKは45社の電力多消費産業(化学製品、製紙、セメント産業等)も加入しており、ドイツの産業用電力需要の約80%を使用している。

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