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ドイツのE.ONが風力による発電電力を貯蔵する実証プラントの建設を開始

2012年9月5日

ドイツエネルギー大手のE.ONは2012年8月21日、風力発電の余剰電力を貯蔵する実証プラントの建設に着手したと発表した。同設備は「Power to gas」と呼ばれ、風力発電の余剰電力を利用して水を電気分解し、水素ガスを取り出すプラント。生成された水素ガスは天然ガス用の導管に送られ、必要に応じて熱エネルギーや発電に利用される。風力発電による供給過剰によって送電系統に負荷がかかり、風力発電設備を停止せざるを得ない事態がたびたび発生しており、「Power to gas」はこれを回避する手段として期待されている。E.ONの技術担当取締役は「風力や太陽光による電力供給が増える中、送電系統の過負荷を回避する技術は今後重要になってくる」と述べている。同プラントはドイツ北東部ブランデンブルク州のFalkenhagenに建設され、2013年の運転開始、毎時360立方メートルの水素ガスを生産することが可能になるという。

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