海外電力関連 トピックス情報

欧州の主要電力会社の2011年CO2排出量が増加

2012年12月14日

2012年11月27日付の報道によると、コンサルタント会社PWCとエネルギー情報誌エネルプレスは同日、欧州主要電力会社のCO2排出量に関する調査結果を発表した。2011年は経済危機や暖冬などが原因で、欧州主要電力会社20社の発電電力量は前年比1.7%減少したものの、CO2排出量は前年比1.1%増の7億1300万トンとなった。原子力発電所廃止前倒しを進めるドイツが一部の原発を運転停止したことで、石炭火力発電による発電電力量が増加したこと、また経済危機の影響が大きい南欧諸国がガス火力発電よりも安価な石炭火力発電を増やしたこと、さらに降雨量不足を背景に一部南欧諸国の水力発電が不振であったことから、2007年以降減少していたCO2排出量が増加したとしている。会社別では、原子力発電と水力発電の割合が大きいフランスのEDFのCO2排出量が前年比で12%減少したのに対して、フランスのGDFスエズは25%増加した。EDFは石炭火力発電の比率が高いドイツの子会社EnBWを売却した影響も大きく、GDFスエズは英国のインターナショナルパワーを完全買収したことで火力発電の比率が増えており、これらの要因が両社の差を広げる結果を招いたという。

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