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ドイツ、新規の大規模再エネにはFITの適用廃止などを提案

2013年3月7日

ドイツのエネルギー政策を共同で所管するアルトマイヤー環境相とレスラー経済相は2013年2月14日、急増する再生可能エネルギー導入コストを抑制するため、2013年夏までに固定価格買取制度(FIT)等が規定される再エネ法を改正する意向を示し、同法改正案の骨子を発表した。2013年1月28日に環境相が単独で発表した内容を一部修正するとともに、再エネ導入政策にも市場原理を導入するべきと主張してきた経済相の要望を取り入れたものとなった。今回発表された改正案では、一般電力需要家の再エネコスト負担額を2014年には2013年と同額の5.28ユーロセント(約6.4円)/kWhに据え置き、2015年以降は毎年の負担額増加率の上限を2.5%に設定、負担額をこの水準に抑えるための施策として、①新規(2013年8月1日以降に運転開始)の150kW以上の再エネ電源についてはFITの適用を廃止、市場取引を基本として取引が成立した場合には市場価格に割増金を上乗せして支払うフィードイン・プレミアム制度(FIP)に統一する②FITの適用が継続される150kW以下の再エネの買取価格は、運転開始から5カ月間は卸電力市場の価格とし、6カ月目以降は従来のFITの価格から一律4%引き下げる(陸上風力については運転開始から5年間の価格を現行の8.93ユーロセント(約10.8円)/kWhから8ユーロセント(約9.7円)/kWhに引き下げ)③既存の再エネ電源の買取価格は、2014年に限り一律1.5%引き下げる④系統混雑時などに実施される再エネ電源の出力抑制に対する補償価格を大きく引き下げる⑤現行ではFITの費用負担を免除されている自家発自家消費の部分についても再エネ買取費用の一部負担の対象とする⑥大規模電力需要家向けに実施している再エネ買取費用の負担軽減策を見直す-などが提案された。

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