ヤヌコヴィッチ大統領は2013年6月6日、議会への年次教書において、原子力分野における新たな方針を打ち出した。ウクライナの原子力分野のロシアによる独占を避けるため、ロシア製以外の原子炉を新規に建設する意向である。年次教書の作成に参画した専門家によれば、ウクライナは、中国やインドと同様に異なったメーカーの原子炉開発を同時に進める路線を取ろうとしているという。原子燃料の調達先の多様化は決定済みであるが、長期展望から見た原子力の自立は、米国あるいは韓国の技術に基づく原子炉の建設により達成可能になるという。

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