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米国:NRC、使用済み燃料の乾式貯蔵容器への早期移送は不要と結論

2014年6月17日

米国原子力規制委員会(NRC)は2014年5月27日、使用済み燃料を貯蔵プールから乾式貯蔵容器(ドライキャスク)に早期に移送する必要はないとの、NRCスタッフが昨年11月に示した結論を承認した。NRCは福島事故の教訓として使用済み燃料の早期移送の必要性について検討していた。NRCスタッフの結論は、早期移送によるメリットはわずかであり、これを実施するためのコストに見合わないとしている。貯蔵プールが使用済み燃料でほぼ満杯の場合と、炉心から貯蔵プールに取り出して5年以上の使用済み燃料をドライキャスクに移送した場合について評価したが、設計基準を超える地震により貯蔵プールが破損して冷却水がなくなり、放射性物質の放出に至る確率は1000万年に1回程度となった。両者の放射性物質放出リスクの差はわずかであり、これは両者とも炉心から取り出して間もない使用済み燃料の量が同じためである。また、放射性物質を放出する可能性のある燃料は炉心から取り出して数カ月以内の燃料であり、それ以降の燃料は空気中でも少なくとも3日間は冷却可能という。

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