ドイツの主要各紙は2014年9月11日、同国の家庭用需要家の電気料金の値上げ幅が産業用需要家に比べて極めて大きい実態を報じた。一般家庭の電気料金は2008年夏以降に38%上昇した一方、産業用需要家の電気料金の上昇は13~15%にとどまり、大口産業需要家で1%低下した事例さえ見られた。この背景に、大口産業需要家は再生可能エネルギー賦課金を減免されているのに加えて、再エネ大量導入による卸電力価格の低下分が料金に反映されているのに対して、家庭用需要家はそれらの恩恵を受けていない点が挙げられている。

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