米国原子力エネルギー協会(NEI)は2015年2月23日、米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)に対して、米国環境保護局(EPA)が提案しているクリーンパワープラン(既設火力発電所のCO2排出基準)に関する書簡を提出した。

書簡の中でNEIは「EPAが提案する電気事業でのCO2排出量を2005年比で2030年までに30%削減する計画は、原子力発電を維持しなければ達成できない」と指摘。

そのためにはキウォーニー、バーモントヤンキーの2つの原子力発電所を早期停止に追い込んだ自由化電力市場を是正する必要があり、市場設計や政策を監視する権限のあるFERCの責任は非常に重いと主張し、早期の対策を要請した。

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