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ドイツ:バイエルン州の待機ガス火力発電所が閉鎖の可能性

2015年3月23日

ドイツの主要各紙は2015年3月6日、同国南部バイエルン州にあるIrshingガス火力発電所4、5号機が閉鎖される可能性があると報じた。

両機は合計出力143万kWで2011~2012年に運転開始され、世界最高水準の熱効率(約60%)を誇る新鋭ガス火力。

4号機は電力大手のE.ONが所有、5号機はE.ONと市営電力3社の共同出資で、各社は2015年3月中に連邦系統規制庁に閉鎖を申請する意向である。

両機は再生可能エネルギー電力の導入増加による卸売価格の下落により採算が取れなくなったために2013年から運転を停止、予備電源として政府の補助金を受けて待機状態にある。

同発電所に関する予備力確保契約は2016年3月末に終了するが、同規制庁が系統安定化のために必要と判断すれば契約が延長されることもあり得る。

バイエルン州では2022年までに4基の原子炉(合計出力約552万kW)の停止が予定されており、供給力確保が大きな問題となっている。

同州のゼーホーファー首相は、ガス火力により供給力を確保できるため、北部で発電した再生可能エネルギー電力を南部に送電する直流高圧送電線の建設は不要と主張しているが、今回のガス火力発電所閉鎖をめぐる動きは同首相に対する圧力を高める可能性がある。

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