[米国]カリフォルニア州の水力発電所供給力が低下
2015年4月10日
2015年3月23日付の報道によると、カリフォルニア州(加州)では冬の積雪量不足によって水力発電の供給力低下が懸念されている。
加州における今冬の積雪量は平年の12%程度しかなく、ダムへの流入量低下によって年間を通して水力発電所の運転に支障をきたすおそれがある。
加州ではここ数年渇水に苦しんでおり、水力発電の供給力低下に伴う至近3カ年の需要家の負担額は14億ドルとされている。
一方、加州エネルギー委員会のWeisenmiller委員長は、天然ガス火力の増出力や他州からの輸入量増加によって需給上の懸念はないと述べている。
また、同州が掲げる2020年までに33%というRPS目標には水力発電は含まれていないため、影響はないとされている。
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