独専門誌が2015年5月15日に報じたところによると、IFO経済研究所のハンスヴェルナー・シン所長が5月13日にベルリンで開催された専門家会議で経済的に利用可能な貯蔵設備が欠いている中、ドイツにおける再生可能エネルギーの開発は限界に来ているとの見解を示した。

同所長は今以上に太陽光や風力を導入した場合には、現在、ドイツ国内に35基しかない揚水発電所を500基以上に増やすか、電気自動車BMWi3を1億5,900万台導入する必要が生じ、制御不可能なほど再エネ導入費用が上昇してしまうとの警笛を鳴らした。

シン所長は2014年にドイツ有力紙においてドイツで最も影響力のある経済学者に選ばれている。

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