[ドイツ] ドイツの高気温予想で7 月向けの電力取引価格が上昇
2015年7月13日
2015 年6 月29 日付エネルギー専門誌によると、ドイツでは7 月前半に猛暑が予想されていることから、電力取引価格が10%程度上昇している。
特に南西部では、気温が平均を9 度上回ると予想され、異常高温による太陽光発電の出力減、風況悪化による風力発電の出力減が予想されている。
さらにネッカー、ラインなどの河川の水量減少と水温上昇で火力発電所の出力抑制も見込まれる。加えて、福島事故直後に8 基の原子炉停止して以降、初の廃炉となる原子力発電所(出力:127.5 万kW)の停止が6 月28 日に行われたことも影響している。
この結果、7月向けのベースロード電源の卸価格が翌月向けとしては今年2 月以来の高値(3.25 ユーロ・セント/kWh)となり、過去2 週間と比べても10%以上上昇している。
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