[仏] 実証実験において、蓄電池はまだ高価すぎるとの結論
2015年8月3日
2015 年7 月5 日の記事によると、フランスで実施されている太陽光発電と蓄電池を用いたスマートグリッドの実証実験で、現時点では広域で導入するにはまだ蓄電池の費用が高すぎると結論づけた。
この実証実験は、EU が助成するスマートグリッドプロジェクトの「グリッド4EU」の一つとして同国南部のニースで実施されており、配電事業者(ERDF)により需要家側や高圧系統、低圧系統に大小の蓄電池を設置し、太陽光発電の出力補償やアイランディングの実証を行うものである。
記事によると、この実証で採用されている技術は、現時点ではドイツやデンマークなどの電気料金の高い国でのみ経済的に有効で、フランスなどその他欧州諸国の大半では不経済であるとのこと。
ERDF はこの実証を通して、どの程度まで蓄電池の価格が下がれば経済性があるかを評価する。
以上