原子力エネルギー協会(NEI)は2015年8月3日、環境保護局(EPA)のCO2排出規制最終規則に対してコメントを発表した。

NEI は、今後新たに運転を開始する新しい原子力プラントおよび既存プラントの出力増強がCO2排出削減目標達成に向けてカウントされることを歓迎する一方、最大のカーボンフリー電源である既存の原子力発電の炭素削減量が最終規則に盛り込まれなかったことに失望したと述べた。

NEIはまた、EPAはいくつかの原子力プラントが、経済的理由による早期閉鎖リスクにさらされていることを認識していたはずで、既存の原子力発電が最終規則に盛り込まれなかったことに驚いているとも述べている。

NEI によると、米国のカーボンフリー電源の63%は原子力発電が担い、2014年だけでも、原子力発電により5億9,500万tのCO2排出を抑制したとしている。

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