政府は2016年5月29日と30日に発行された官報に、FIP(フィード・イン・プレミアム)の実施に関する3政令を公布した。
FIPの導入に関しては2015年8月に成立したエネルギー移行法で導入が規定されていたものの、政令の公布は遅れていた。
今後は陸上風力を除く500kW以上の設備に対して、固定買取価格(FIT)ではなくFIPが適用される。
同制度のもとでは再エネ発電事業者はEDFによる電力買取保証に代わって電力を市場に売却することになり、再エネの種類別に省令で定められた価格を上乗せしたものが収入となる。
この支援価格を定めるための省令と競争入札の実施規則については、現在欧州委員会で審査が進められており、審査手続きが終了し、官報に公布され次第、FIPが適用されることになる。

以上