スウェーデンの大手エネルギー事業者Vattenfallは2016年6月15日、フォルスマルク原子力発電所の運転期間を2040年代にまで延長するための必要な投資を行うことを発表した。
これまで同社は、国の原子力政策の方針が定まらないことから原子力発電への投資に対し、ためらいの姿勢を見せていたが、同月10日に10基まで既設原子力発電所のリプレースを認めることや2019年までに原子力発電税を廃止するという政党間合意が得られたことを受け、原子力発電への投資を再開することとした。
同社は、風力発電を中心とした再エネに新規投資を集中させるとのスタンスを示していたが、今回の発表に伴い、これまでの再エネに加え、原子力を新たな投資先として追加したかたちとなった。
なお、2017年の初めには、同社所有のリングハルス原子力発電所への投資決定も行うとしている。

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