2016年8月12日から続いた記録的な大雨でルイジアナ州バトンルージュを中心に大規模な洪水が発生したが、付近の原子力発電所への被害はなかった。
原子力規制委員会によると、バトンルージュ市から北西約25マイルの場所にあるリバーベンド原子力発電所(BWR、105万kW×1基)は、降雨および洪水による被害はなく、また原子力災害時の指定避難経路も影響を受けなかったと報告している。
ルイジアナ州の他、ミシシッピ州、アーカンソー州の原子力発電所も洪水による被害はなかった。
原子力発電所では洪水を含む自然災害への対策が実施されているが、福島事故以降、その経験を踏まえて見直しが実施されている。
なお、今回の洪水について米赤十字社は、4年前のハリケーン「サンディ」以来の深刻な自然災害との見解を示している。

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