2017年1月5日に公表されたEIA(米国エネルギー情報局)のレポート「Annual Energy Outlook 2017」によると、米国は、天然ガス輸出の増加と石油製品輸入の減少により、今後10年間で純エネルギー輸出国になる。
米国政府は、2015年後半に数十年続いた原油輸出禁止を撤廃し、2016年には米国本土48州からの天然ガス輸出も始まった。
米国は1953年以来、純エネルギー輸入国であったが、過去1年間に始まったエネルギー輸入の減少と輸出の増加により、その傾向は2026年に変わる可能性がある。
同報告書によると、総エネルギー消費量は、基準ケースでは2016年から2040年にかけて5%増加し、総エネルギー生産量は基準ケースで20%以上増加するとEIAは想定している。

以上