[米国] トランプ政権がキーストーンXLパイプラインの建設を許可
2017年4月7日
2017年3月24日付の報道によると、トランプ政権は、カナダのエネルギー企業トランスカナダ社に対し、カナダからメキシコ湾に原油を運ぶためのパイプライン「キーストーンXLパイプライン」の建設計画を承認した。
本パイプライン計画は、オバマ前大統領が、環境への悪影響などを理由に2015年に承認を却下していた。
しかし、2017年1月24日にトランプ大統領が大統領覚書(Presidential Memorandum)に署名し、国務省に審査の実施を指示した。
その結果、3月24日、正式に建設計画が承認された。
トランプ大統領は、景気の拡大や雇用の増加が見込めるとして、承認を公約していた。
本承認を受け、カナダの天然資源省は、「カナダ政府はキーストーンXLパイプラインを支持している。
米国の本決定に満足している」とコメントを発表した。
しかし、今後、建設に向けたトランスカナダ社の資金調達が必要であることに加え、環境保護団体等からの訴訟に直面する可能性もある。
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