2017年5月24日に行われた全米原子力エネルギー協会年次大会の年間改善大賞発表会において、デューク電力ハリス発電所チームが最優秀賞を受賞した。
受賞内容は、同チームが、従来定検停止時でしか認められていなかった非常用ディーゼル発電機を冷却する冷却水ポンプの交換作業を、福島事故対応として導入されたFLEXプログラム(仮設設備等を用いた柔軟的事故緩和戦略)で設置された仮設ポンプを活用してプラント運転中に行うことを考案し、米国原子力規制委員会(NRC)に変更許可を申請、了承されたこと。
この新しい保全方法の適用でハリス発電所は、定検短縮により300万ドル以上の経費削減が可能となったばかりでなく、他の事業者にも、FLEX設備を活用しNRC技術仕様を満たす、運転中保全の新しい標準を築いた。

 

【情報提供:一般社団法人 海外電力調査会

 

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