[フランス・ドイツ] 炭素価格問題等を検討する閣僚級検討会を設置
2018年7月23日
フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相は2018年6月19日、炭素価格の引き上げなど気候変動対策に関する検討を行う閣僚級ワーキンググループを設置すると発表した。
欧州の炭素価格は現在15ユーロ/tCO2程度で推移しているが、石炭からガスへのスイッチなど低炭素化を進めるためには25~30ユーロ/tCO2の価格付けが必要とされている。
マクロン大統領はその水準の炭素下限価格を欧州大で導入するよう求めているが、石炭・褐炭発電の多いドイツはこれに反対してきた経緯がある。
両国は今回のワーキンググループでの検討により、炭素価格を含む低炭素化に向けた経済的なツールについて共通の見解を築き上げるとした。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
以上