スロバキアの発電事業者で原子力事業者でもあるSlovenske Elektrarne(SE)社は2018年7月19日、建設中のモホフチェ原子力発電所3、4号機の完成を目指して、現在の株主イタリア大手電力会社ENEL社から7億ユーロ(約925億円)の融資を受けることを臨時株主総会で承認したと発表した。
同3、4号機の完成は、2019年と2020年を予定している。
SE社は、チェコの電力会社EPH社とイタリアENELが均等持分で出資したSlovak Power Holding社が66%、スロバキア政府が34%保有している。
EPH社は、2016年12月にSE社への出資を決めた際、ENELより持分買収のオプションを取得していたが、その実行には、融資返済が条件になってくるとENELは今回述べている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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