[カナダ] 安全規制当局、ピッカリング発電所の運転期間延長を許可
2018年8月29日
カナダ原子力安全委員会(CNSC)は2018年8月8日、オンタリオ発電会社(OPG)のピッカリング原子力発電所(CANDU炉×6基)の運転期間延長を許可した。
これにより同発電所は2018年9月1日から2028年8月31日までの10年間の運転延長が認められることになる。
なお、ピッカリング原子力発電所には計8基の原子炉があったが、2、3号機は既に運転を停止している。
OPG社の計画によれば、1号機および4号機は2020年に運転を停止し、残りの5~8号機は2024年まで運転を行う予定。
2024年から2028年までの期間は、安定期間(stabilization period)として計画されており、燃料や冷却水の取り出し等の作業が行われる。
さらに、2028年から2050年にかけて安全貯蔵(safe storage)を行い、解体作業が行われるのは2050年以降となる。
OPG社の発表によれば、今回の運転期間延長が認められたことで、オンタリオ州住民にとって電気料金6億ドルの節約と、7,500人の雇用を維持する経済効果があるとされる。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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