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[ポーランド] 二酸化炭素排出権価格上昇により電気料金高騰

2018年11月2日

2018年10月4日付報道によると、欧州での二酸化炭素排出権価格の上昇により、ポーランドの卸電力価格が高騰している。
その結果、産業用の電気料金が50～70％程度高くなっている。
コンサルティング会社の想定では、年間消費電力量2,000万kWh超の需要家の場合、2018年の210ズロチ(約6,500円)／MWhから2019年には350ズロチ(約1万800円)／MWh、小規模企業の場合、2018年の250ズロチ(約7,800円)／MWhから390ズロチ(約1万2,000円)／MWhとなる。
また、家庭用需要家向けの電気料金も2019年から2020年にかけて12～15％程度上昇する見込みが出ている。
大手電力会社Tauronは、多くの産業用需要家向けに個々に条件を交渉しているとし、PGEは価格引き下げキャンペーンを予定していると発表している。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】

＜参考＞[欧州] EU・CO2排出権価格高騰で卸電力価格も上昇(2018年9月25日)