欧州議会は2019年3月14日、EUの長期気候変動政策に関する決議を採択した。
これは、欧州委員会が2018年11月に発表した、2050年までの温室効果ガス(GHG)排出削減に関するEUの政策文書を受けて、欧州議会としての見解・主張を明らかにしたもの。
今回の決議において、欧州議会は、「EUが2050年のカーボンニュートラルを目指す上で、2030年のGHG削減目標(1990年比40%減)をさらに引き上げる(同55%)必要があること」、「EUの研究開発支出の少なくとも35%を気候変動対策に充てること」などをうたっている。
今後、EUの2050年に向けた気候変動政策については、2019年5月のEU首脳会議で、加盟各国の首脳により何らかの戦略的方針が採択される可能性がある。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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