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[米国] フラマトム社製事故耐性燃料を装荷したボーグル2号が運転再開

2019年5月23日

サザン・ニュークリア社は2019年4月5日、定期検査中の燃料交換時にフラマトム社製事故耐性燃料(ATF)を新たに装荷したボーグル2号(PWR、ジョージア州)が、4月3日に運転再開したと発表した。
今回装荷されたフラマトム社製ATFはGAIA燃料と呼ばれ、クロムコーティングを施したジルカロイ製被覆管に、3酸化クロム(Cr2O3)を添加したペレットを装填するデザインとなっている。
フラマトム社はGAIA燃料の特徴として、被覆管のクロムコーティングにより、水‐ジルコニウム反応が従来のデザインのものより減少し冷却材喪失事故時の水素発生量が少なくなること、3酸化クロム添加によりペレットを高密度化することが出来、ガス状核分裂生成物のペレット外放出量が少なくなり、安全性能が向上すること等を挙げている。
今回のGAIA燃料装荷は、2018年3月にハッチ1号(BWR、ジョージア州)で装荷されたペレット未装填のATF仕様被覆管等で構成されたATF試験体とは異なり、上述の通り被覆管、ペレットともに完全なATF仕様燃料の世界初の商業炉への装荷となる。

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

<参考>[フランス]フラマトム社、2019年に事故耐性燃料棒を米発電所に装荷(2018年10月16日) 

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