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[米国] 米ピーチボトム2、3号機の80年運転に向けた審査、環境影響面をクリア

2019年9月3日

米原子力規制委員会(NRC)のスタッフは8月8日、ピーチボトム原子力発電所2、3号機(各BWR、118.2万kW)における2回目の運転認可更新審査で、環境影響面の評価プロセスがクリアされたことを明らかにした。
両炉がそれぞれ追加で20年間、運転開始以降の合計で80年間運転を継続したとしても、「認可の更新を阻むほど大きな環境影響はない」との結論を、NRCは環境影響声明書(EIS)の案文に明記。
同案文は7日付けの連邦官報に公表されており、NRCは9月23日までの期間にこの件に関する意見を一般国民から募集する。
NRCはまた、同発電所のEIS案文に関する公開会合を9月12日に地元で開催する予定。
環境影響面の評価プロセスや、EIS案文の作業評価での判明事項、結論などをNRCスタッフが説明し、地元民と率直に意見交換できる場とする考えだ。
NRCはこのほか、両炉の安全性評価報告書(SER)の最終版を10月に発行する。
その後、2020年初頭にEIS最終版を作成し、同年3月にも認可の更新で最終判断を下す見込みである。
ピーチボトム2、3号機はそれぞれ、1973年9月と1974年8月に送電を開始しており、当初の運転期間40年の運転認可が初めて更新された2013年と2014年以降、追加で20年の運転期間に入っていた。
同発電所を所有・運転するエクセロン社は、両炉の運転期間をさらに20年間延長して80年とするため、2回目の認可更新申請書を2018年7月にNRCに提出。
承認されれば、それぞれ2053年8月と2054年7月までの運転継続が可能になる。
米国では現在、合計97基の商業炉が稼働中だが、NRCはすでに94基(※このうち5基は早期閉鎖済み)に対して1回目の運転認可更新を承認。
これに続いて、2回目の運転認可更新の申請を受理したものでは、ピーチボトム2、3号機のほかに、フロリダ・パワー&ライト(FPL)社のターキーポイント3、4号機、およびドミニオン・エナジー社のサリー1、2号機がある。
ドミニオン社はまた、ノースアナ1、2号機で2020年後半に2回目の申請を行う方針を2017年11月に表明したほか、ミルストン2、3号機についても申請の可能性を示唆している。
(参照資料:NRCの発表資料、原産新聞・海外ニュース、ほか)

【情報提供:一般社団法人日本原子力産業協会】 

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