カナダ原子力研究所(CNL)は2019年7月29日、2026年までにCNLの関連敷地内で小型モジュール炉(SMR)の実証炉を建設・運転するプログラムの検討作業において、企業連合U-Battery Canadaの高温ガス炉(4,000kW)のプロジェクトを、検討の第2段階に招致したことを発表した。
同連合は、米国や日本を含む多くの国のウラン濃縮役務を担うURENCOが主導している。
また、同プログラムは第1段階の基本的な予備審査を経て、プログラム費用の評価および財務状況、資金調達計画の審査を行う第2段階、用地の手配等を行う第3段階、実証炉の建設・運転の第4段階からなる。
テレストリアル・エナジー社の一体型溶融塩炉(19万kW)と、スターコア・ニュークリア社の高温ガス炉(1万4,000kW)も2019年2月に第2段階に招致されており、グローバル・ファースト・パワーの高温ガス炉(5,000kW)が第3段階に進んでいる。

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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