海外電力関連 トピックス情報

[ポーランド] ウクライナとポーランド、米国とLNG輸入で基本合意

2019年10月15日

米国エネルギー省(DOE)は2019年8月31日、ポーランドのワルシャワにおいてウクライナ、ポーランド、米国の三カ国間で天然ガス供給の多様化とウクライナのエネルギー安全保障の強化に関する基本合意書にサインしたことを明らかにした。
基本合意書には、ロシアからのガス輸入への依存度が高いポーランド、完全依存しているウクライナに対し米国からのLNG輸出を行うことで依存度を下げ、エネルギー供給源を多様化することが含まれる。
今回の三カ国における基本合意は、欧州へのガス供給市場の独占化により経済的影響力を強めようとするロシアへの対抗措置でもある。
ポーランドの石油・ガスインフラ担当大臣Naimski氏は、今後米国からポーランドへのLNG輸入量を増やし、ロシア産のガス輸入に完全依存するウクライナのエネルギー供給源の適正化に尽力していく考えを示した。
また、この実現に向け、ポーランド~ウクライナ間に新たなガスパイプラインを2021年までに建設し、ウクライナ向けガス輸出量を現状の年間15億m3から年間60億m3に増やす考えを明らかにした。

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

公式Twitterアカウントのご案内

海外電力関連 トピックス情報は、以下の電気事業連合会オフィシャルTwitterアカウントにて更新情報をお知らせしております。ぜひ、ご覧いただくとともにフォローをお願いいたします。

海外諸国の電気事業

 

米国

 

カナダ

 

フランス

 

ドイツ

 

イタリア

 

スペイン

 

英国

 

ロシア

 

スウェーデン

 

中国

 

インド

 

韓国

ページトップへ