[カナダ] 核燃料廃棄物管理機構、深地層処分場の候補を2地点に絞り込み
2020年1月15日
カナダ核燃料廃棄物管理機構(NWMO:Nuclear Waste Management Organization)は2019年11月26日、使用済燃料の深地層処分場選定に進展があり、候補地を5地点から2地点に絞り込んだと発表した。
候補地として残ったのは、オンタリオ州北西部のイグナス地区と同州南部のヒューロン‐キンロス地区かサウスブルース地区(両地区は近接しており、同エリアが選定された場合どちらか一方が次の段階に進む)で、同州北部の2カ所の候補地についてはこれ以上の評価は行なわないとした。
NWMOは2010年に処分場選定プロセスを開始し、22地点が受け入れに関心を示していた。
NWMOは、サイトの技術的評価や地元とのパートナー関係の構築可能性等の社会的評価を通し、候補を絞り込んできた。
選定作業は計画通りに進んでおり、自治体や地区のコミュニティと協力し、より詳細なサイト技術評価や社会的評価を進めていくとした。
なお、2019年3月付NWMOの「適応性のある段階的管理」5年計画書(Implementing Adaptive Phased Management 2019 to 2023)では、「2023年に1地点に特定」を目指すと計画されている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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