海外電力関連 トピックス情報

[カナダ] ニューブランズウィック州政府、ARC-100型SMR建設を支持

2020年1月27日

カナダ東部ニューブランズウィック(NB)州の資源・エネルギー開発大臣は2019年12月9日、米国ARC社(Advanced Reactor Concepts , L L C)カナダ法人がARC-100型小型モジュール炉(SMR)を同州営NB Power社のポイントルプロー原子力発電所(71万2,000万kW、CANDU-600)内に建設する計画を継続して支持すると発表した。
ARC社は、米国アルゴンヌ国立研究所で1961~1994年まで運転されたEBR-II高速増殖研究炉の経験に基づき、ARC-100と呼ばれる100MWeナトリウム冷却高速炉を開発中で、同様にPRISM原子炉を開発中のGE日立原子力エネルギー社と2017年3月に共同開発契約を締結している。
ARC-100型SMRは、2019年10月にカナダ原子力安全委員会(CNSC)の予備的設計評価(Vendor Design Review)の第一段階を完了し、商業化を目指している。
NB州は、2019年12月にオンタリオ州、サスカチェワン州と共同でSMRの共同開発支援の覚書を締結する等、グリッドの連系・非連系の向れでもクリーンな電力を供給できるSMRの開発支援に熱心で、ポイントルプロー原子力発電所内には最低2つの実証機の建設が可能であるとしている。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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