韓国の科学情報通信部(MSIT)は2020年1月3日、韓国原子力研究院(KAERI)とサウジアラビアの原子力推進機関であるKA-CAREが、韓国が設計した小型モジュラー炉SMARTのサウジアラビアにおける建設とその商業化に向けて、共同事業体を設立するためのPPE(建設前設計)改定契約を締結したと発表した。
同部によると、同改定は、サウジアラビアで初めての建設における事業リスクを低減するため、発電用原子炉の建設と運転経験が豊富な韓国水力原子力発電(KHNP)がプロジェクトに参加するというサウジアラビア側の要請に応じて行われたものである。
KAERIとKA-CAREは、改訂契約の下、両国企業が参加する“SMART EPC”という名の合弁会社を設立する。
KHNPは今後、SMARTの許認可、ビジネスモデルと建設インフラの構築、第三国への展開等に協力していくこととなり、合弁会社が設立されるまではKHNPがその役割を果たすこととしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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