2020年7月24日付のエネルギー専門誌によると、ローレンス・バークレー国立研究所とカリフォルニア大学バークレー校の研究者は、CCSに関する新たな技術を発表した。
従来の技術では、排ガス等に含まる二酸化炭素の回収にアミンが使用される。
一方、発表された新技術では金属有機構造体(MOF:Metal–organic framework)を活用する。
二酸化炭素を吸収したMOFの再生処理に、低温の蒸気が利用可能なため、エネルギー消費を大幅に削減できることに加え、従来と比較して6倍の二酸化炭素を吸収できることが特徴である。
本研究は、エクソン・モービル社により資金提供されている。
研究者は、実用化まで更なる研究が必要であるが、二酸化炭素含有量が少ない天然ガス火力への提供が可能としている。

 

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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