[チリ] 運輸省、公共交通の電動化が地方都市に広がることを期待
2020年10月12日
エネルギー情報サイトは2020年9月16日、チリ運輸省(MTT)が公共交通の電動化が地方都市へ広がることを期待していると報じた。
MTTは同国中部のビオビオ州・コンセプシオンとアラウカニア州・テムコにて、公共交通での電動バス導入に関する入札を準備している。
両都市は合計35台の電動バスを新たに購入し、それぞれ1カ所のバスターミナルを設けるとしている。
運輸大臣は「この2例を契機に他地域に波及することを期待する」と述べている。
同国の公共交通では、首都サンティアゴが既に700台の電動バスを運行しており、国内の北部地域でも開発が進められているところである。
エネルギー省も今後、公共交通の電動化を促進したいとし、あわせて大きなポテンシャルが見込まれるグリーン水素の開発にも力を入れていきたいとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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