2020年10月14日付の報道によると、原子力規制委員会(NRC)のスビニキ委員長は、原子力はクリーンエネルギーとして、更なる支持が得られるとの考えを示した。
同氏は、アイダホ州知事へ原子力政策を助言する同州原子力エネルギー委員会に対し「原子力がクリーンエネルギーとして、世界の貧困や女性の地位向上に役立つことを説明できれば、更なる支持が得られる」「原子力によって、世界中の女性が薪を集めることなく、教育を受けることができ、またその一人が10年後ガンになっても新たな治療を受けられるとすれば、人々を感動させることができる」と述べた。
同州には世界的な原子力研究拠点であるアイダホ国立研究所があり、同敷地内では現在、米国初となる小型モジュール炉(SMR)や、これまでロシアにしかなかった高速中性子による多目的試験炉(VTR)の建設計画が進められている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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