2020年11月18日付の報道によると、大手電力会社のNextEraが、ウィスコンシン州で唯一稼働中の原子力発電所であるポイントビーチ1、2号機(PWR)の2回目の運転延長を原子力規制委員会(NRC)に申請した。
全米での80年運転に向けた2回目の運転延長申請は、認可済の2カ所(4基)と審査中の2カ所(4基)の発電所に続き、今回が5例目となる。
NextEraとしては、認可済のターキーポイント発電所(PWR2基、フロリダ州)に続く2例目となる。
これまでの8基はすべて80万kW以上の出力であったが、ポイントビーチ1、2号機は約60万kWと比較的低出力である。
今回の申請が認可されれば、1号機が2030年、2号機が2033年となっている運転期限が20年延長され、それぞれ2050年、2053年までの80年運転が可能となる。
NextEraは「ガス火力の供給信頼性と太陽光のゼロエミッション能力を併せ持つ原子力発電所の80年運転は、2050年までに発電部門のゼロミッション化を目指す州の目標実現に大きく貢献する」とコメントしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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