[カナダ] OPG、炭素排出ゼロを目指す気候変動行動計画にSMRを含める
2020年12月16日
カナダ・オンタリオ州営電力(OPG)は2020年11月26日、同社の気候変動行動計画(Climate Change Plan)を発表した。
この中でOPGは、脱炭素電源の拡大による炭素排出量の削減と、森林の育成等による炭素回収量の増加により、2040年までに同社の排出量をネット・ゼロとすること、更に2050年までの同社が係る市場全体のネット・ゼロ達成に寄与することも目標として掲げた。
OPGは同目標達成に向けて、水力への継続投資や既設原子力施設の改修を行うとした。
さらに、小型モジュール炉(SMR)については2021年までに炉型を選定し、2025年までに許認可等を取得することで、ダーリントン原子力発電所内に建設を進め、2028年までに完成させたいとしている。
同社は、カナダがパリ協定を超えて2050年までにネット・ゼロを達成する上でSMRが鍵となるとしている。
OPGは2014年に石炭火力を休止し、2019年の発電電力量割合は原子力58%、水力24%、再エネ11%、ガス火力7%である。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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