[米国] DOE、先進的原子炉実証プログラム(ARDP)に5件選定
2021年1月19日
米国エネルギー省原子力局(DOE-NE)は2020年12月16日、先進的原子炉実証プログラム(ARDP)として、新たに5件を選定したと発表した。
ARDPは、米国企業が先進型炉を国内実証するのを支援するもので、支援上限は40億ドルとされている。
ARDPには、(1)今後5~7年で2つの先進的炉型の稼働を目指す「先進的原子炉実証」、(2)10~12年先を目標に5炉型を支援する「将来実証リスク低減」、(3)2030年代半ばの商業化を目標とする「先進的原子炉概念2020(ARC20)」、の3つのプロジェクトがあり、今回は(2)として、次の5件が選定され、2020年予算から5社総額で3,000万ドルが支援されることになった。
ケイロス(Kairos)パワー社の3重被覆層燃料粒(TRISO)燃料を用いた溶融塩炉「KP-FHR」(14万kWe)、 ホルテック社の「SMR-160」(16万kWe)、サザンカンパニーの溶融塩燃料高速実験炉「MCRE」、BWXT社のTRISO燃料を用いた車載型先進的原子炉「BANR」、WH社のマイクロ原子炉「eVinci」(5,000kWe)の5つで、7年間の投資額はそれぞれ6億2,900万ドル、1億4,750万ドル、1億1,300万ドル、1億660万ドル、930万ドルである。
それらのうちDOE負担分はそれぞれ3億300万ドル、1億1,600万ドル、9,040万ドル、8,530万ドル、740万ドルとなっている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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