2021年2月3日付報道によると、グランホルム米国エネルギー省(DOE)長官候補は、炭素削減目標達成のため、既存原子炉の維持、先進型原子炉の設置および原子力の電力以外への利用拡大に関する支援を継続すると言明した。
同日上院エネルギー・天然資源委員会が賛成多数で同氏をDOE長官候補として上院本会議に上程したのに先立って、同委員会へ提出した書面回答の中で述べた。
原子力は温暖化ガスを排出しないベースロード電力を競争的な価格で提供する重要な資源であり、DOE長官就任後は米国製先進型原子炉の開発、実証および輸出を支援し、ならびに多目的試験炉(VTR)プロジェクトが確実に成功できるよう議会やDOEと密接に協力するとしている。
なお、上院本会議での同候補の指名投票スケジュールは明らかにされていない。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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