海外電力関連 トピックス情報

[中国] 政府、海水ウラン抽出施設の10年後の稼働を計画

2021年5月28日

2021年5月13日付の現地報道によれば、中国政府は約10年後に海水からウランを抽出する施設を稼働させることを計画している。
中国工程物理研究院が中国科学アカデミーなどの支援を受けてプロジェクトを先導し、早ければ2026年にも同施設の建設を開始し、運転が始まれば年間数トンのウランを抽出するという。
中国では2035年までに年間3万5,000tのウランが必要になるが、国内埋蔵量は17万tで輸入を必要とする。
しかし、主に西側諸国が支配するウランのサプライチェーンは、2030年までに世界最大の原子力発電国になるという中国の計画を脅かす可能性があると専門家が指摘している。
詳細は明らかにされていないが、清華大学ジャーナル2021年3月号では抽出技術開発の重要性が言及され、同大学の最近の評価でウラン吸着剤の効率が1960年代から30倍以上増加していると現地報道は伝えている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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