世界中の100以上の原子力関連団体は連名で2021年6月2日、世界のリーダーたちに「科学的判断」に基づく技術を選択し、世界のネット・ゼロ目標達成には2050年までに原子力発電量を少なくとも2倍にする必要性を認識するよう呼びかけた。
総勢8万人超を代表する関連団体は、今秋英国で開催される第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に先立ち、ジョンソン英国首相、シャルマCOP26議長、エスピノサ国連気候変動枠組条約事務局長などに対し、2050年までに二酸化炭素排出量を正味ゼロにするには、再生可能エネルギーと並んで原子力が重要であることを認めるよう求めている。
また同関連団体は同日、世界の150超の科学者団体等を集めた草の根イニシアティブ「気候のための原子力」が2021年2月に発表した「ネット・ゼロには原子力が必要」とする科学的根拠を示したCOP26ポジションペーパーへの支持も表明した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

以上