2021年8月18日付の報道によると、大手電力エクセロン社は、ニューヨーク州にある同社のナインマイルポイント原子力発電所(BWR、2基、63・133万kW)において、水素製造の実証を行う。
米国エネルギー省(DOE)は、原子力による水素製造の可能性を調査するための助成金を同社に授与し、同社は、Nel Hydrogen社、アルゴンヌおよびアイダホ国立研究所、ならびに国立再生可能エネルギー研究所と提携して、原子力による水素の製造、貯蔵および有用性を実証することとしている。
同社原子力部門のデイブ・ローデス責任者は、「我々は、ニューヨーク州との強力なパートナーシップを認識し、多くの候補地から同サイトを選択した」と述べた。
プロトン交換膜(PEM)の水電解装置が設置され、既存の発電所水素貯蔵システムを活用して、2022年に操業開始の予定である。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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