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[米国] エネルギー効率化団体、電気式給湯器の排出削減効果に関する報告書発表

2021年12月14日

エネルギー効率化を推進する非営利団体の米国エネルギー効率経済協議会（ACEEE）は2021年11月18日、集合住宅における給湯器の温室効果ガス排出量に関する報告書を発表した。
ガス焚き給湯器を電気式のヒートポンプ給湯器（HPWH）に切り替えることで、温室効果ガスの排出量を平均58%削減することが可能とした。
同報告書の関係者は、「ガス給湯器は集合住宅で最大のエネルギー消費機器であるが、建物の所有者がより効率的な電気式HPWHに切り替えるインセンティブがない」と指摘した。
同報告書では、電気式HPWHの導入を推進するためには、連邦・州政府、地方自治体による導入支援策が必要であるとした。
また電力会社に対しては、電力需給に余裕があるときに給湯することにインセンティブを与えるような電気料金体系を検討することを推奨した。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】