海外電力関連 トピックス情報

[スウェーデン・ポーランド] ポーランドの電力不足を補うため石油火力を稼働

2021年12月20日

エネルギー情報誌は2021年12月6日、スウェーデンがポーランドの電力不足を補うためにバックアップ用の石油火力を稼働したと報じた。
スウェーデンの系統運用者SvKは同日、隣国ポーランドの電力不足を解消するため、スウェーデン南東部に位置するUniperが所有するKarlshamnsverket石油火力発電所(設備容量66万2,000kW)を稼働させた。
ポーランドの系統運用者PSEによると、風力発電量が少なく、複数のユニットが停止したことから需給状況が悪化し、同国は最大170万kWの電力不足に直面したという。
PSEは近隣諸国に電力供給支援を要請し、リトアニア、スウェーデン、ドイツ、ウクライナが支援したことから需給状況は改善したという。
なお、同日13時15分時点のポーランド国内の電力需給状況は需要2,627万kWに対し、供給力は2,494万kWであったという。
UniperによるとKarlshamnsverket石油火力発電所の56万2,000kW分の容量は毎年11月16日から3月15日の間、SvKとの間で冬季予備電源として契約されている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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