海外電力関連 トピックス情報

[フランス] フランス共和党、初の女性党代表のエネルギー目標

2021年12月20日

フランスの右派・共和党は2021年12月4日、2022年4月に行われる大統領選の党代表を決める党内の決選投票で、パリを含むイル・ド・フランス地域圏の議長ヴァレリー・ぺクレス氏を選出したことを発表した。
共和党の設立(1958年)以来初めて擁立された女性の党代表になる。
ぺクレス氏はマクロン現大統領の「言葉だけの政策」が国民の分断を招いたと批判し、治安対策と経済復興に積極的に取り組むと発表した。
また、エネルギー政策に関しては、ぺクレス氏はフランスのエネルギー自給率向上の観点から、EPR原子炉6基の新設許可をフランス電力EDFに与えること、第4世代炉ASTRID(ナトリウム冷却高速原型炉)プロジェクトの再開を提案した。
さらに、ぺクレス氏は現行のエネルギー多年度計画(PPE)の12基の原子炉の閉鎖計画を見直すことや、地域に応じて小規模な水力発電、太陽光発電、風力発電を積極的に開発することで、2050年までにカーボンニュートラルを達成するとしている。
なお、2021年12月8日現在の世論調査結果では、党代表選出により共和党派の支持がペクレス氏に一本化されたことにより支持率が急伸して15%(前月は11%)、マクロン大統領の支持率は24%で横ばいとなっている。

 

 【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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