海外電力関連 トピックス情報

[シンガポール] EMA、2050年の原子力発電活用シナリオを含む報告書を公表

2022年4月6日

シンガポールのエネルギー市場監督庁(EMA)は2022年3月22日、2050年の電力供給の在り方の調査を委託した専門家委員会「エネルギー2050」が作成した原子力の活用シナリオも含む報告書を公表した。
同報告書は、(1)再生可能エネルギー技術が充実した場合、(2)技術面の進歩は遅いが、気候変動対策で各国が連帯できた場合および(3)地政学的環境は不安定だが、技術面は徐々に進歩した場合、の3シナリオを示し、(3)で原子力導入の可能性を示唆。
周辺諸国との連携が難しく、電力輸入が限定的な同シナリオでは、電力需要の50%強を水素、約25%を輸入電力、約10%を太陽光、残る約10%を原子力と地熱で賄うと想定。
原子力について「現在、中国、フランス、米国、ロシア等で導入されている原子力発電技術は、以前よりも随分安全性が高まった」と指摘。
シンガポール国内で活用の余地ありとするが、導入の検討は2040年代まで行う。
EMAは原子力分野における世界的動向とシンガポールに及ぼす影響を引き続き注視していくという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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