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[オランダ] 政府、原子炉2基新設を含む国家エネルギーシステム計画を発表

2022年6月27日

オランダ政府は2022年6月10日、原子炉2基の新設に向け「踏み出している」ことを示す国家エネルギーシステム計画の「概要（outline）」を発表した。
同概要では、様々な脱炭素電源を組み合わせる電力ミックスのシナリオを作成し、その中で原子力発電をどう統合するかについて検討している。
具体的には、システム全体の中での原子力発電のコスト効率、および土地とインフラ投資における潜在的メリットとともに、水素製造における原子力の役割も探求している。
また、将来の電源設備により同国の年間電力需要が「ほぼ」カバーされ、再生可能エネルギーの出力変動に対する系統の柔軟性を高める必要があると指摘している。
この調整電力は、脱炭素でなければならず、原子力が供給することを想定している。
なお、同国政府の2021年末の連立協定では、2030年以降に2基の原子炉を新設し、既設のボルセラ原子力発電所（PWR、49万kW）は運転期間の延長を目指すとしている。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】