海外電力関連 トピックス情報

[米国] NRC、SNO社にボーグル3号機の燃料装荷と運転開始を承認

2022年8月23日

米国原子力規制委員会(NRC)は2022年8月3日、サザン・ニュークリア・オペレーティング(SNO)社に対しジョージア州のボーグル3号機での燃料装荷と運転開始を承認した。
同社は、大手電力サザン社の傘下で、プラント運転を担う子会社である。
かつて米国の原子力発電所は建設許可と運転認可を個別に取得する必要があったが、1989年の規制合理化の一環で、連邦規則「10CFR52」を制定し、これらを一括して取得することを可能にする「建設運転一括許認可(COL)」を導入した。
同プロセスでは燃料装荷と運転開始に先立って、認可された設計にしたがって実際のプラントが建設されたことを確認する多くの検査・試験・解析・判定基準(ITAAC)の審査が実施される。
ボーグル3号機は、同規則に基づき、燃料装荷と運転開始に到達した最初のプラントになる。
なお、同号機は、2023年第1四半期に運転開始の見通しである。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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