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[米国] CA州知事、原子力発電所の運転延長のための法案を議会に提示

2022年9月1日

カリフォルニア（CA）州のニューサム知事（民主党）は2022年8月12日、2025年までに恒久閉鎖予定のディアブロキャニオン原子力発電所（PWR、117万kW×2基）の運転期間を延長させるための法案を州議会に提示した。
法案は同発電所の閉鎖時期を定めた州法の改正案で、知事はこの中で、運転期間を5～10年間延長すること、同発電所を運営するPG&E社に対し、最大で14億ドルの運転継続のための融資を実行することを提案している。
PG&E社は2016年6月、再エネ比率の向上という州の政策に合致しないなどの理由から、同発電所の2025年までの閉鎖を決定した。
同決定にも関与していたニューサム知事は今回の提案について、「気候変動の影響は、予想よりも早く、激しく、頻繁に発生している」、「温室効果ガスの排出を最小限に抑えるためには、再エネが電力需要を満たせるようになるまでの間、同発電所の運転期間を延長することが賢明である」と、その理由を説明している。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】